🧠脳梗塞・脳出血って?🧠
お疲れ様です!! ブログ係の江口です!!先月のブログの最後に水分の大切さについて触れました。関連して、脳外科での病棟経験を活かして、脳梗塞、脳出血について書きたいと思います!!
脳卒中とは脳血管に障害が起こる病気(脳血管障害)の総称のことを言います。
代表的なものには脳血管が詰まる脳梗塞と、脳血管が破れる脳出血、くも膜下出血があります。今回は脳梗塞と脳出血について触れていきます!
分類としては下記の画像となっています。
重症度でいうと、
脳梗塞は ラクナ梗塞 < アテローム血栓性脳梗塞 < 心原性脳塞栓症 の順となっており、後遺症や予後が変わってきます。
脳出血は出血部位や出血量によって変わってきます。
主な原因は高血圧で、ほかに喫煙や飲酒などの生活習慣が発症に関わっていると考えられています。
症状としては・・・
脳梗塞や脳出血で最も多いのは片麻痺で、顔の右か左の半分、片方の手・足が突然に動かなくなります。
次に多いのは、言語障害です。すなわち、突然、呂律が回らなくなったり、言葉が出なくなったり、相手の言葉を理解できなくなります。
また失調と言って、手足の麻痺はないのに、急に足元がふらついて、立ったり、歩いたりできなることもあります。
他にも目の症状が生じることもあります。例えば、突然に片目の視力がなくなったり、視野の一部が見えなくなったり、物が二重に見えたりします。
これらの症状の他に意識障害があります。軽い場合は、なんとなくぼんやりしている、という印象ですが、重症の場合は、強く呼びかけたり、つねったりしても、目を閉じたままで反応がありません。
どう予防したらいいのかというと・・・
「高血圧を防ぐ」ことです。そのためには塩分の摂り過ぎに注意します。
野菜や果物に多く含まれるカリウムには塩分を体外に出す働きがあり、海草や豆類に含まれるマグネシウム、乳製品に多いカルシウムやタンパク質も脳卒中予防に効果があると言われています。
入浴はぬるめの湯。冬場は浴室だけでなく脱衣所も暖め、血圧の変動が少なくなるように気を配りましょう。
高脂血症、糖尿病、心臓病(特に心房細動)などの人は脳卒中になりやすいというデータがあります。
生活習慣では大量飲酒・喫煙・運動不足・肥満などが危険因子です。
普段から健康状態や生活習慣をチェックして脳卒中の危険から自分自身を守りましょう!💪💪